どうも、毎朝コーヒーを3杯飲まないと目が覚めない、とっきーです。
「もうちょっと美味しいコーヒーが飲みたいな」
「カフェで飲むあの香り、家でも再現できないかな?」
そんな風に思ったこと、きっとありますよね。
かといって、高い豆を買っても劇的に変わるわけじゃない。
器具を揃えても、なんか違う。
そんな人に、「自宅焙煎」をおすすめしたい!
自分で焙煎したコーヒーは、香りも鮮度も別次元。
しかも、フライパンや手鍋があれば今日から始められます。
とっきー浅煎り・深煎りも思いのまま。まさに「自分だけの一杯」が作れるわけです。
というわけでこの記事では、自宅でコーヒーを焙煎する方法について徹底的に解説していきます。
- 「もっと美味しいコーヒーが飲みたい」と思っている人
- 自宅焙煎に興味があるけど、何から始めればいいか分からない人
- 特別な道具を買わずに、手軽に焙煎を始めてみたい人
それでは、さっそく見ていきましょう!
自宅でコーヒーを焙煎する魅力とは?


「自分でコーヒーを焙煎するなんて、マニアックすぎない?」
そう思う方もいるかもしれません。
でも、一度やってみると分かります。
自宅焙煎には、市販の豆では絶対に味わえない魅力があるんです。
ここでは、自宅焙煎の魅力を3つ紹介します。
焙煎したての香りを楽しめる
結論から言うと、焙煎したてのコーヒーは「鮮度」が段違いです。
コーヒー豆は、焙煎した瞬間から酸化が始まります。
焙煎によって生まれた香り成分は、空気に触れるたびに少しずつ失われていくんですよね。
スーパーやカフェで買う豆は、焙煎から数週間〜数ヶ月経っていることがほとんど。
どんなに良い豆でも、時間が経てば香りは飛び、味もぼやけてしまいます。
コーヒーの香りは、焙煎後3~7日(深焙煎)から14日(浅焙煎)の間がピークと言われています。
※日本語に変換して読んでね。
つまり、焙煎から3~14日以内に飲むのが最も美味しいということ。



市販の豆でこの条件を満たすのは、ちょっと難しいですよね。
一方、自宅焙煎なら焙煎から24時間以内の最高鮮度の豆でコーヒーを淹れられます。
自分で焙煎するからこそ、「いつ焙煎したか」が完全に把握できるわけです。
特に香りは全然違います。
焙煎したての豆は、袋を開けた瞬間に「ふわっ」と香りが広がります。
市販の豆では、なかなか体験できない感覚でしょう。
ドリップしている最中も、部屋中にコーヒーの香りが充満します。
この香りを嗅ぐだけで、朝から幸せな気分になれるんですよね。



深煎りは3~5日、浅煎りは7~10日、時間を置いた方が美味しく飲めますよ。
自分好みの味を追求できる
自宅焙煎のもう一つの魅力は、味を自分でコントロールできることです。
コーヒーの味は、焙煎度合いによって大きく変わります。
浅煎りなら酸味が際立ちフルーティーな味わいに、深煎りなら苦味とコクが強くなり重厚な味わいに。
同じ豆でも、焙煎の仕方一つで全く違う表情を見せてくれるんです。
市販の豆だと
「もうちょっと浅煎りがいいのに…」
「もう少しだけ深煎りが好みなんだけど…」
と思っても、選択肢が限られてしまいますよね。



メーカーごとに「中煎り」の基準がバラバラだったりもします。
でも自宅焙煎なら、自分の好みにぴったり合った焙煎度合いを追求できます。
焙煎度合いは、大きく分けて8段階あります。


| 焙煎度合い | 特徴 | 向いている飲み方 |
|---|---|---|
| ライトロースト | 酸味が強く、豆本来の風味 | 個性的なスペシャルティコーヒー向け |
| シナモンロースト | 酸味主体、フルーティー | 浅煎り好きな方に |
| ミディアムロースト | 酸味と苦味のバランス | アメリカンコーヒー向け |
| ハイロースト | 酸味やや控えめ、まろやか | 一般的な喫茶店の味 |
| シティロースト | バランスが良く飲みやすい | 最も一般的、万人向け |
| フルシティロースト | 苦味が出始める、コク深い | エスプレッソにも◎ |
| フレンチロースト | 苦味とコクが主体 | カフェオレ、アイスコーヒー向け |
| イタリアンロースト | 強い苦味、スモーキー | エスプレッソ、アイス向け |
市販の豆では「中煎り」「深煎り」程度のざっくりした表記しかないことが多いですよね。
でも自宅焙煎なら、
- シティローストのちょっと手前
- フルシティの気持ち深め
といった、絶妙なニュアンスを狙えるんです。
さらに、同じ生豆でも焙煎の仕方で味が変わるので、まるで実験のような楽しさがあります。
火力を強めにしてサッと焙煎するのと、弱火でじっくり焙煎するのでは仕上がりが全然違ってくる。
この「探求」の過程が、コーヒー好きにはたまらない魅力なんですよね。
「今回は浅煎りでフルーティーに仕上げてみよう」
「週末はじっくり深煎りにして、苦味を楽しもう」
「同じ豆で浅煎りと深煎り、飲み比べてみよう」
こんな風に、毎回違う味を楽しめるのは自宅焙煎ならではの醍醐味です。



最初は「ハイロースト〜シティロースト」あたりがおすすめ。失敗しにくく、バランスの良い味に仕上がりますよ。
自宅焙煎はコスパも良い
「自宅焙煎って、お金かかりそう…」
そう思うかもしれませんが、実はコスパも悪くありません。
むしろ、長い目で見ればお得になることが多いんです。



市販の焙煎豆は、100gあたり500円〜1,000円程度が相場ですよね。
スペシャルティコーヒーになると、100gで1,500円以上することも珍しくありません。
一方、生豆は100gあたり200円〜400円程度で購入できます。
つまり、半額以下で「焙煎したての最高鮮度の豆」が手に入るわけです。
なぜ生豆は安いのか?
理由はシンプルで、「焙煎」という工程が入っていないから。
焙煎には設備・技術・人件費がかかるので、その分が価格に上乗せされているんですよね。
自分で焙煎すれば、その分のコストをカットできるというわけです。
さらに、生豆は保存期間が長いというメリットもあります。
焙煎豆は2週間〜1ヶ月程度で風味が落ちてしまいますが、生豆は適切に保存すれば1年以上品質を保てます。
まとめ買いしても劣化しにくいので、お得に購入できるんです。


数千円の初期投資で、「焙煎したての最高鮮度コーヒー」が毎日飲める生活が手に入ります。
しかも、続けるほど市販の豆を買うよりお得になっていくので、考えようによっては、かなりコスパの良い趣味と言えるんじゃないでしょうか。
それでは、焙煎にはどんな道具が必要なのか、次の章で詳しく解説していきますね。



豆は焙煎すると重量が15〜20%減ります。100gの生豆から約80〜85gの焙煎豆ができる計算ですよ。
自宅焙煎に必要な道具と選び方
自宅焙煎を始めるにあたって、「何を揃えればいいの?」という疑問はありますよね。
必要な道具をは以下の通りです。
- 生豆
- 焙煎道具
- ミトン(鍋つかみ)
- ザル(冷却用)
- うちわ・扇風機・ドライヤー(冷却用)
- ストップウォッチ
- 料理用温度計(無くてもOK)
- カセットコンロ(IHしかない場合)
ただ、焙煎道具にはいくつかの選択肢があり、それぞれ特徴が異なります。
ここでは、自宅で焙煎するための
- 道具の種類と選び方
- 生豆の購入先
について詳しく解説していきます。
焙煎道具の種類を比較
自宅で焙煎するための道具は、大きく分けて次の4種類あります。
- フライパン
- 手網
- 手鍋
- 家庭用焙煎機
それぞれの特徴を見ていきましょう。
フライパン
家にあるフライパンで焙煎する方法。
別途、フライパンのサイズに合うフタが必要になりますが、初期費用ゼロ~低コストで今日から始められるのが最大のメリットです。
ただ、焙煎中はフライパンを振る必要があるので、腕が疲れます。
フライパン焙煎のメリット・デメリットは以下のとおりです。
手網(てあみ)
コーヒー焙煎専用の手網は、自宅焙煎では定番のアイテムです。
網目から直火の熱が当たり、豆の色や状態を確認しながら焙煎できるのが特徴。
価格も1,000円〜3,000円程度と手頃で、家庭焙煎を始めたい初心者にも使いやすい道具ですよ。
ただし、直火式のため均一に焙煎するには振り方の技術が必要で、火力調整によって味が変わりやすい点もあります。
手網焙煎のメリット・デメリットは以下の通り。
片手鍋
蓋付きの手鍋を使った焙煎方法です。
フライパンより豆が飛び散りにくいのがメリットで、チャフの飛散もある程度抑えられます。
ただし、蓋をすると鍋の内部に熱やチャフがこもりやすく、チャフが焦げて煙が増えることもあるため注意が必要です。
蓋を軽く閉じて焙煎すると熱がこもり、鍋内部の温度が上がりやすくなるため、焙煎が進みやすいのが特徴ですね。
手鍋のメリット・デメリットは以下のとおりです。
家庭用焙煎機
電動で自動的に焙煎してくれる専用機器。
ボタンひとつで安定した焙煎ができるのが最大の魅力です。
ただし、価格は15,000円〜10万円を超えるまで幅広く、手軽に始めるには少しハードルが高いかもしれません。
「まずは手動で試してみて、ハマったら購入を検討する」というのも一つの選択肢ですね。
家庭用焙煎機のメリット・デメリットデメリットは以下のとおりです。
初心者におすすめの道具はどれ?
まずは「手鍋」で試してみるのがおすすめです。
理由はシンプルで、初期費用をかけずに「自宅焙煎とはどういうものか」を体験できるから。
いきなり道具を買って「思ってたのと違った…」となるリスクを避けられます。
実際に何度か焙煎してみて、「もっと本格的にやりたい!」と思ったら手網や焙煎機を検討すれば良いですね。
なぜフライパンより手鍋がいいの?
フライパンでも焙煎はできますが、重さがネックになります。
20cmのフライパンにガラス蓋を合わせると、重さは約980g。
焙煎中はずっと振り続ける必要があるので、この重さは意外とキツいんですよね。
フライパンを15分振っただけで、運動不足の僕は腕がパンパンになりました…
一方、16cmぐらいの手鍋なら軽くて振りやすいので、初心者には手鍋をおすすめします。
タイプ別おすすめまとめ
| あなたのタイプ | おすすめの道具 |
|---|---|
| とにかく試してみたい | フライパン・手鍋 |
| アウトドアで使いたい | 手網 |
| 飲みたい分だけ焙煎したい | 手網 |
| 手間をかけたくない | 家庭用焙煎機 |
| IHコンロしかない | IH対応の手鍋・フライパン |



道具は後からいくらでもアップグレードできます。まずは家にあるもので「焙煎の楽しさ」を体験してみてください。
生豆はどこで買える?おすすめの購入先


焙煎道具が決まったら、次は「生豆」を手に入れましょう。
「生豆なんてどこで売ってるの?」と思うかもしれませんが、実はネット通販で簡単に購入できます。
ここでは、おすすめの購入先をいくつか紹介しますね。
コーヒー豆専門店(ネット通販)
生豆を一般販売しているオンラインショップは、品揃えが豊富で品質も安定しています。
初心者向けのお試しセットを用意しているお店も多いので、最初はそういったセットから始めるのがおすすめ。
100g単位の少量でも購入できる、主な専門店は以下のとおりです。
Amazon・楽天
大手ECサイトでも生豆は購入可能。
レビューを参考にしながら選べるのがメリットです。
ただし、品質にバラつきがある場合もあるので、評価の高いショップを選びましょう。


コーヒー豆専門店で紹介した「松屋珈琲」さんは、Amazon、楽天、yahooショッピングにも出品しているので、使い慣れたECサイトを使うのも選択肢の一つですね。



僕がはじめて生豆を購入したのはアマゾンでした。
初心者におすすめの生豆はどれ?
最初は以下のような豆がおすすめです。
| 豆の種類 | 特徴 | おすすめの理由 |
|---|---|---|
| ブラジル | ナッツのような香りでバランスが良い | クセがなく焙煎しやすいので、失敗しにくい。 |
| コロンビア | マイルドで飲みやすい | 失敗しても美味しく飲めるため、焙煎の練習に向いている。 |
| グアテマラ | 華やかな酸味、甘み | 焙煎度合いで味の変化が分かりやすく、味の違いの練習向き。 |
いきなり高級な豆を買うのではなく、まずは手頃な価格の豆で練習するのが賢い選択。
慣れてきたら、いろんな産地の豆を試してみると楽しいですよ。



初めて買うなら「お試しセット」もおすすめ。複数の産地を少量ずつ試せるので、自分の好みを見つけやすいです。
コーヒー焙煎のやり方|知っておきたい仕組みと流れ


道具と生豆が揃ったら、いよいよ焙煎にチャレンジ!…と言いたいところですが、その前に焙煎の基本的な仕組みを押さえておきましょう。
「なぜ豆が茶色くなるのか」
「どのタイミングで焙煎を止めればいいのか」
を理解しておくと、失敗のリスクがグッと下がりますよ。
ここでは、焙煎の原理から具体的な流れまで、順を追って解説していきます。
焙煎とは?生豆が茶色くなる理由
焙煎とは、生のコーヒー豆に熱を加えて「飲める状態」にする加工のことです。
生豆は薄い緑色〜黄色っぽい色をしていて、青臭い香りがします。
焙煎によって化学変化が起こり、私たちが知っている「茶色くて香ばしいコーヒー豆」に変わるわけです。
焙煎中に起こる主な変化は、以下の通り。
- ①水分が抜ける
-
硬かった豆が軽くなり、色が緑→黄色→薄茶色に変わる。
- ②茶色くなって香ばしくなる
-
豆が茶色く色づき、コーヒーらしい香りが出始める。
- ③甘みやコクが生まれる
-
豆の中の糖分が変化し、深みのある味わいになる
- ④豆が膨らんでパチパチ音がする
-
内部にガスが発生し、豆が膨らんで「ハゼ」が起こる
特に重要なのが「パチパチという音(ハゼ)」です。
ハゼは焙煎の進み具合を判断する重要なサイン。
豆の内部で発生したガスが外に出るときの音で、
「そろそろ焙煎が進んできたな」
「このあたりで止めよう」
という目安になります。
この「パチパチ」という音を聞き逃さないことが、美味しいコーヒーを焙煎するコツなんです。



焙煎は火加減と時間で仕上がりが変わるので、まずは基本の流れを覚えましょう。
焙煎の基本的な流れ


焙煎は大きく分けて4つのフェーズに分かれます。
それぞれの段階で何が起こるのかを見ていきましょう。
水抜き


焙煎開始から最初の段階は「水抜き」と呼ばれます。
生豆に含まれる水分を飛ばしていくフェーズで、豆の色は緑色→黄色→薄茶色へと変化。
まだ香りはほとんどなく、青臭さが残っています。
この段階では弱火〜中火でじっくり加熱するのがポイント。
火力が強すぎると、表面だけ焦げて中が生焼けになってしまいます。
1ハゼ


水分が抜けきると、いよいよ「1ハゼ」が始まります。
「パチパチ」という、ポップコーンがはじけるような音が聞こえてきたら、1ハゼのサイン。
豆の内部で発生したガスと蒸気が、細胞壁を破って外に出る音です。
この段階から本格的に焙煎が進行します。豆は茶色く色づき、コーヒーらしい香りが立ち始めますよ。
浅煎りにしたい場合は、1ハゼが始まってすぐ〜1ハゼ終了直後に焙煎を止めます。
2ハゼ


1ハゼが落ち着いてさらに加熱を続けると、「2ハゼ(セカンドクラック)」が始まります。
1ハゼとは違う、「ピチピチ」という細かい音が特徴。豆の細胞壁がさらに崩壊し、オイル成分が表面ににじみ出てきます。
この段階まで進めると、苦味とコクが強い深煎りに仕上がります。
中煎り〜中深煎りは、1ハゼ終了後〜2ハゼ開始前後で止めるのが目安です。
冷却


理想の焙煎度合いになったら、すぐに冷却します。
ここが非常に重要なポイント。
焙煎を止めても、豆の内部は余熱で焙煎が進み続けます。
放置すると狙った焙煎度合いより深くなってしまうので、できるだけ早く冷ます必要があるんです。
冷却方法は以下の通り。
- ザルに移して振りながら冷ます
- うちわや扇風機で風を当てる
- ドライヤーの冷風を使う
2〜3分で粗熱が取れればOK。
同時に、焙煎中に剥がれた薄皮(チャフ)も飛ばしておきましょう。



最初の2〜3回は練習のつもりで、気軽にチャレンジしてみましょう。
焙煎にかかる時間の目安
焙煎にかかる時間は15~20分ほど。
ただし、これはあくまで目安。
使う道具や火力、豆の量などによって変わってきます。
そのため、時間だけで判断するのではなく、「音と色」で焙煎度合いを見極める感覚を身につけることが大切です。



ハゼた時間や温度・火力をメモしておくと、次回以降の再現性が上がりますよ。
焙煎度合いの違いと味の変化


同じ豆でも、焙煎をどこで止めるかによって味は大きく変わります。
浅煎りなら酸味が際立ち、深煎りなら苦味とコクが主役に。
自分好みの味を見つけるには、焙煎度合いの違いを知ることが欠かせません。
ここでは、焙煎度合いの種類と味の特徴、そして調整のポイントを解説していきます。
浅煎り・中煎り・深煎りの特徴
焙煎度合いは、大きく「浅煎り・中煎り・深煎り」の3つに分けられます。
さらに細かく分けると8段階ありますが、まずはこの3つを押さえておけばOKです。
浅煎り(ライトロースト〜シナモンロースト)


1ハゼが始まってすぐ〜1ハゼ終了直後で焙煎を止めた状態。
豆の色は明るい茶色で、酸味が強くフルーティーな味わいが特徴です。
豆本来の個性がダイレクトに出るので、スペシャルティコーヒーでよく使われる焙煎度合いですね。
中煎り(ミディアムロースト〜シティロースト)


1ハゼ終了後〜2ハゼが始まる前で焙煎を止めた状態。
豆の色は茶色で、酸味と苦味のバランスが良いのが特徴。
日本の喫茶店やカフェで最も一般的な焙煎度合いで、万人に好まれる味わいです。
深煎り(フルシティロースト〜イタリアンロースト)


2ハゼが始まってから焙煎を止めた状態。
豆の色は濃い茶色〜黒に近く、表面にオイルがにじみ出てきます。
苦味とコクが強く、重厚な味わいが特徴。
カフェオレやアイスコーヒーにもよく合います。
自分好みの焙煎度合いを見つけるコツ
「結局、自分にはどの焙煎度合いが合うの?」
これは、実際に試してみるのが一番です。
同じ豆で浅煎り・中煎り・深煎りを作って飲み比べると、自分の好みがはっきり分かりますよ。
好みを見つけるための3ステップ
まずは中煎りで焙煎してみる
中煎りは失敗しにくく、豆の特徴もバランスよく出ます。
まずは基準となる味を知りましょう。
「もっと酸味(苦み)がほしい」を感じる
中煎りを飲んでみて、「もうちょっと酸味がほしいな」と思ったら次は浅煎りに、「もっと苦味がほしい」と思ったら深煎りに挑戦してみてください。
少しずつ焙煎度合いを変えて試す
いきなり極端に変えるのではなく、
「前回より30秒早く止める」
「前回より1分長く焙煎する」
など、少しずつ調整していくのがおすすめです。



同じ豆で焙煎度合いを変えて飲み比べると、驚くほど味が違います。ぜひ試してみてください。
失敗しない!自宅焙煎のコツと注意点


ここまで焙煎の流れを解説してきましたが、「実際にやってみたら失敗した…」となるのは避けたいですよね。
初心者がつまずきやすいポイントはわりと決まっています。
以下の5つのコツを押さえておけば、失敗のリスクをグッと減らせますよ。
①焙煎は弱火〜中火でじっくり進める
初心者の失敗で最も多いのが「火力が強すぎる」ことです。
火力が強いと、豆の表面だけが焦げて中が生焼けになってしまいます。
見た目は茶色くなっていても、飲むと青臭さが残っていたり、焦げた苦味が強かったり…。
焙煎は「弱めの中火」ぐらいでじっくり進めるのが基本。
特に最初の水抜きの段階は、焦らずゆっくり加熱しましょう。
「思ったより火力弱めで大丈夫なんだ」くらいの感覚で始めると、ちょうど良いですよ。



迷ったら弱めの火力からスタート。焦げる失敗より、時間がかかる方がリカバリーしやすいです。
②豆を常に動かしてムラを防ぐ
焙煎中は豆を常に動かし続けることが大切です。
同じ場所に豆が留まっていると、その部分だけ焦げてしまいムラのある仕上がりに。
ムラのある焙煎は、味に雑味が出やすくなります。
手鍋や手網を使う場合は、一定のリズムで振り続けることを意識しましょう。
10〜15分間振り続けるのは意外と大変ですが、ここが美味しいコーヒーへの分かれ道です。



小さめの片手鍋に50〜100g程度の少量なら、振り続けても疲れにくいですよ。慣れてから量を増やしましょう。
③ハゼの音を聞き逃さない
焙煎の成功を左右するのが「ハゼの音」です。
1ハゼの「パチパチ」という音は、焙煎が本格的に進み始めたサイン。
この音を聞き逃すと、焙煎度合いの判断ができなくなってしまいます。
焙煎中は豆から出る音に集中しましょう。
換気扇の音が大きい場合は、換気扇を「弱」にするのも手です。
1ハゼと2ハゼは音の質が違うので、慣れれば聞き分けられるようになります。
最初は「パチパチ音が聞こえた!」を目標にしてみてください。



最初の2〜3回は「1ハゼの音を聞く」ことだけに集中してみて。音が分かれば、焙煎の8割は成功ですよ。
④焙煎が終わったらすぐに冷却する
焙煎を止めても、豆の内部では余熱で焙煎が進み続けます。
これを「ランニング」と呼びますが、放置すると狙った焙煎度合いより深くなってしまいます。
「浅煎りにしたかったのに中煎りになった…」という失敗は、冷却の遅れが原因であることが多いんです。
理想の焙煎度合いになったら、すぐにザルに移して冷却しましょう。
狙った焙煎度合いの「少し手前」で火を止めるのがコツ。
余熱で進む分を計算に入れておきましょう。



手で触れるくらいまで冷めればOK。熱いうちに容器に入れると蒸れてしまうので注意です。
⑤煙と匂いの対策をする
自宅焙煎で気になるのが「煙」と「匂い」。
特に室内で焙煎する場合は、対策が必要です。
注意したいのは、焙煎中よりも「豆をザルに移す瞬間」なんです。
手鍋で焙煎している間は、蓋の隙間から煙が少し漏れる程度。
換気扇を回していれば、ほとんど吸ってくれます。
問題は、火を止めて蓋を開ける瞬間。
鍋の中にこもっていた煙が一気に「モワッ」と出てきます。
このとき、換気扇が煙を吸いきれなかったら、室内に香ばしいニオイが広がってしまうんです。
蓋を開ける時は必ず換気扇の真下で!
これ大事です。



僕は初めての手鍋焙煎で、換気扇から外れた場所で蓋を開けてしまい、部屋中に匂いが広がって3日間取れませんでした…。
焙煎後の豆の保存方法


せっかく焙煎した豆も、保存方法を間違えると風味が落ちてしまいます。
美味しさを長持ちさせる保存のコツを押さえておきましょう。
焙煎豆の敵は「酸素・光・湿気・高温」
コーヒー豆は焙煎後から酸化が始まります。
以下の4つを避けることで、鮮度を保てますよ。
- 酸素
酸化が進み、風味が落ちる - 光
紫外線で劣化が進む - 湿気
カビや劣化の原因に - 高温
酸化が加速する
おすすめの保存方法
- 密閉容器やジップ付き袋に入れて空気を遮断する
- 直射日光を避け、涼しい場所で保存する
- 1〜2週間で飲み切れる量を焙煎するのが理想
冷蔵・冷凍庫での保存について
冷蔵庫は温度が低い反面、湿度が高いという落とし穴があります。
しっかり密閉できる容器を使わないと、湿気を吸ったり、他の食品の匂いが移ってしまうことも。
また、冷凍保存した豆は、常温に戻すと結露が発生し湿気を吸ってしまいます。
そのため、冷凍した豆は常温に戻さず凍ったまま挽くのがポイントです。
焙煎度合いによる持ちの違い
実は、深煎りの方が浅煎りより日持ちしやすいという特徴があります。
| 焙煎度合い | 持ちやすさ | 理由 |
|---|---|---|
| 浅煎り | やや短め | 酸味成分が多く、酸化の影響を受けやすい。 |
| 深煎り | やや長め | 酸味成分が少なく、味の変化が緩やか。 |
とはいえ、どちらも焙煎後2週間以内に飲み切るのがベスト。
新鮮なうちに楽しむのが、自宅焙煎の醍醐味ですよ。



焙煎直後よりも3〜10日置いた方が味が落ち着きます。
自宅焙煎のよくある質問
まとめ|自宅焙煎で自分好みの味を見つけよう


最後に、この記事のポイントをまとめます。
- 焙煎したてのコーヒーは香りも鮮度も別格で、自分好みの味を追求できる
- 手鍋やフライパンがあれば、初期費用をかけずに今日から始められる
- 焙煎の基本は「水抜き→1ハゼ→2ハゼ→冷却」の流れを押さえること
- 弱火〜中火でじっくり焙煎し、ハゼの音を聞き逃さないのが成功のコツ
- 焙煎した豆は密閉容器で保存し、2週間以内に飲み切るのがベスト
「コーヒーの焙煎」と聞くと難しそうに感じるかもしれませんが、実は特別な道具がなくても、家にある手鍋やフライパンで今日から始められます。
焙煎したてのコーヒーは、香りも味も市販の豆とは別次元。
一度体験すると、「今まで飲んでいたコーヒーは何だったんだ」と驚くはずです。
最初から完璧を目指さなくて大丈夫。
まずは「1ハゼの音を聞く」ことを目標に、気軽にチャレンジしてみてください。
何度か焙煎するうちに、自然と感覚が身についてきます。
焙煎を知ると、コーヒーの世界は10倍楽しくなります。
ぜひこの記事を参考に、自宅焙煎デビューしてみてくださいね。



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